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執筆者の写真松浦 健弘

Reyes Cup 2024

スペインでも最も暑い地域として知られるセビージャ。そこで開催される最もホットな大会が「Reyes Cup」です。言わずとも知れた往年の大スター「ホセ・アントニオ・レジェス」の名前を冠した同大会には、8月のプレシーズン期間ながらもレアルマドリードやアスレティックビルバオ、エスパニョール、セビージャ、レアルベティス、マラガ等、スペイン全土からプロクラブが集結してきます。インターナショナルトーナメントとしての開催ではありませんが、大会側からの誘いがあり、今大会が初参加となり、MSK19さんと共に出場してまいりました。

REYES CUP

暑い中でしたが、闘う姿勢を前面に押し出し、チームで1つになって闘うスタイルで、相手を苦しめ続けた印象のMSK19。しかし、そこは相手チームもスペイントップクラス。簡単にはやらせてくれません。適応も早く、あっという間に隙を見つけて、攻撃の最適解をチームとして共通認識してしまいます。苦しいところを突かれ始めると、それに対して対応する術や発想を持つ柔軟性がなく、ボールを逃がすことで精いっぱいになってしまう場面も多々見受けられました。時折、良い場面を作れるもののチームとしての意図というよりは、個の力で打開できていたためにフィニッシュに至るための厚みが前線に足りていないことが多く、暑さも相まってなかなか集中力をそこに保ち続けるのが難しく感じられました。

REYES CUP

大会を通して、1試合毎に異なる表情を見せてくれた選手達。スペインのトップクラブと対峙して、感じたこと、気付いたこと、彼らとの違い。あらゆるものすべてが学びであり、これからの成長の肥やしとなっていってくれます。沢山振り返って、沢山試して、気付きや学びを自らのプレーに落とし込んでいってください。ピッチに入る前の整列で、憧れのまなざしで相手を見るのはやめましょう。相手も同年代。まだまだ夢を追いかける少年達です。追いつけ追い越せで、更なる高みへ登っていきましょう。


ご参加いただきました選手の皆さん、保護者の皆様、MSK19のスタッフの皆様、誠にありがとうございました。


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