WAKATAKEの毎年の恒例となっている「Donosti Cup」への参加。初出場から今年で10年目を迎えました。出場し始めたころは「予選通過」を目指し、その先は、一戦一戦食らいついていくことに必死でした。「複数カテゴリーに参加するチームの内、1つでも決勝トーナメントを目指そう」「下位トーナメントでも決勝戦を目指そう」。そこから時を経て、世界を拠点にサッカーと向き合う選手が増え、スペインのカンテラやドバイのフルサンイスパニアで、日々、世界トップレベルの育成を目の当たりにする選手が増え、自ずと選手の目指すところ、我々の目指すところ、応援してくださる皆様の求める結果が「優勝」の2文字へと変わっていきました。
昨年度大会、惜しくも優勝まであと一歩まで迫った2008年カテゴリーにとっては、今年が最後の「Donosti Cup」。Vigo(ビーゴ)で、事前合宿を行い、チームの醸造にもしっかりと時間を割き、全ての選手が同じ方向を向き、誰もが心から「優勝」を願い、最高のチームが、確かにそこにはありました。順当に勝ち上がっていく姿。成長し、頼もしくなった姿。まさに優勝に相応しいチームの立ち居振る舞い。その2文字に相応しいだけの全てを持っているチームだと誰もが感じていました。
しかし、優勝の2文字には惜しくも届きませんでした。普段、涙を見せない鬼軍曹の目にも光るものが、、、本当に全てをかけて挑みました。できることはすべてやりました。だけど届かないドノスティの頂。近くて遠い最高の景色。
「まだまだやれることがある」。ここで燃え尽きることなく、後輩たちが彼らの想いを引き継ぎます。
そして、来年こそは、1万人の頂点にー。
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