今年で3回目となるTAR ASIA QUALIFIERS 2024に参戦いたしました。この大会は、アジア各国から合計60チームが集まり、2025年4月にスペインで開催されるTAR U11プロミス本戦への出場権をかけた重要なアジア予選です。
TAR ASIA QUALIFIERSは、11歳以下の選手が対象の国際的なサッカー大会です。試合は7人制で、ピッチのサイズは55m x 40m。試合時間は20分(10分ハーフ)と短めですが、その分選手たちの集中力とスピードが試されます。
各チームは最低10名、最大16名の選手で構成され、スペイン式オフサイドルールも適用されるなど、本格的な試合形式で進行しました。
大会初日にはリーグ戦が5試合行われました。短時間の試合が続く中、選手たちは高い集中力を求められ、結果がついてこない分、その結果、試合ごとに集中力を保つことが難しくなり、一時的にパフォーマンスが低下する場面も見受けられました。
また、大会会場の特有の緊張感や大勢の観客による熱気に圧倒される場面もありました。普段のプレー環境とは大きく異なる中で、戸惑いやプレッシャーに直面する選手たち。
それでも、試合を重ねるごとに少しずつ環境に適応し、次第に自信を取り戻していく姿が印象的でした。最終的には、この過酷な状況を乗り越えた経験が、選手たちにとって貴重な成長の糧となり、大きな収穫を得ることができました。
広々とした敷地と最新の設備が整えられ、選手たちは最高の環境で試合に臨むことができました。整備の行き届いたピッチ、施設全体のクオリティの高さが大会の魅力を引き立てていました。
宿泊施設は「リッチモンドホテル」が指定されており、選手たちの体調管理を考慮した栄養バランスの良い食事が提供されました。さらに、大会運営側が用意したシャトルバスによる移動でスムーズに会場へアクセスでき、選手たちは試合に集中することができました。(タイの渋滞は仕方ないです笑)
今年は東南アジアのチーム(タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナムなど)に加え、韓国とオーストラリアのチームも初参加。これにより競技レベルがさらに引き上げられ、どの試合も白熱した展開が繰り広げられました。
決勝戦では韓国の2チームが激突しました。技術、戦術、そして熱い想いがぶつかり合う中、観客全員が息を飲む展開が続きました。両韓国チームの高い競技力が示される試合となり、大会のクライマックスを飾りました。
この大会を通じて、現代サッカーにおける「強度」への対応の重要性を再確認しました。試合中のプレッシャーやスピード感に対応するためには、さらなる体力強化と戦術理解が求められることを痛感しました。
また、大会の雰囲気に飲まれながらも徐々に適応し、自信を深めていく選手たちの姿には、多くの可能性を感じ、この経験は今後の成長において大きな糧となることを期待しています。
感謝の意(TAR ASIA QUALIFIERS 2024)
運営を担当されたPFAの皆さんには、心から感謝申し上げます。宿泊施設や移動手段、試合環境、そして大会全体のオーガナイズ、選手たちにとってかけがえのない経験を提供していただきました。
TAR ASIA QUALIFIERSは、選手たちの成長を実感できる場であり、同時にチーム全体の課題を明確にする貴重な機会です。来年こそは日本チームが優勝を果たし、世界の舞台で輝けるよう、これからも全力で取り組んでいきます。
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