この度、神奈川県サッカー協会が展開する「スエニョプロジェクト」の一環で、選抜チームと共にバレンシア遠征を挙行致しました。
台風の影響で、往路便の遅延が発生し、出発空港の振り替えや新幹線の運転取りやめによる急遽のバス手配が必要となりましたが、神奈川県サッカー協会のスタッフの皆様のご尽力もあり、無事、日本を出発することができました。ありがとうございました。それぞれ自宅を出てからホテルに到着するまで実に40時間以上を要しましたが、予定通り、到着同日のリーガエスパニョーラ開幕戦「バレンシアCF対FCバルセロナ」をメスタージャスタジアムで観戦することができました。移動の疲れも吹き飛ぶほどの狂気や歓喜と共にスペインのサッカー文化を感じていただけたかと思います。さほど歳の変わらない十代の選手が数名プレーしていたことも大きな刺激となったでしょう。
3日からはバレンシアCFコーチ陣とのトレーニングが始まり、日々、異なるテーマ設定の下、チームトレーニングをしっかりと行ってくださいました。初日の終盤に選手同士の会話で「中身が濃い」と感想を口にしていた言葉通り、濃密な時間を過ごすことができました。
バレンシア!レバンテ!カステジョン!の3連戦では、初戦に最難関のバレンシアとの対戦を通じて、「これぞスペイン」を感じることができました。オフザボール、ボールの受け方、身体の向き、視野の確保、ファーストタッチ、ボールの置き所、ボールの運び方、ボールを持つ足、ボールをつける足、シンプルな要素ながらも違いが細部にほど現れており、それが、大きな差となって結果に表れてきた印象です。最終戦、カステジョンとの試合では、チームが1つになり勝利を目指す姿に心打たれました。
学びのある実り多いバレンシア遠征になったかと思います。選手の皆さんには、現地での学びを風化させずに所属チームで周りに伝えてみたり、現地で書き起こしたサッカーノートを振り返ってみたり、自分の中に深く刻み込む作業を行い、これからのピッチでのプレーに落とし込んでいってほしいと切に願っています。
参加してくれた選手、神奈川県サッカー協会の皆様、この度は、誠にありがとうございました。
2025年度スペイン遠征も楽しみにしております!
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