この度、弊社では、MOTION CUP2023出場のためスペイン遠征を催行致しました。MOTION CUP(モーションカップ)は、スペイン・バレンシア州にて開催されるインターナショナルトーナメントで、アレビン世代(U-11)を対象として行われ、リーガ・エスパニョーラは、もちろんのこと、プレミアリーグやセリエA、リーグアンより総勢32クラブが出場しています。2022年大会には、レアルマドリードやFCバルセロナ、マンチェスターシティ、パリサンジェルマン、ACミランといったヨーロッパトップクラブの下部組織が出場しており、非常に見ごたえのある試合が多数展開されました。
今回の遠征への参加選手は、非常におとなしい選手達が多く、ピッチ外のみならずピッチ内でも自分を表現しきれませんでした。まず、ピッチに立つ上で「持てる全てを出し尽くすこと」は、最低限必要なことです。日本では、週末に試合を多くやりすぎるが故に、1試合に対しての向き合い方がわからず、その重要性もわからないままなんとなくでピッチに立ってしまいます。そして、言葉を発することもなく、目の前で起こる状況に対して黙々と立ち向かっていきます。しかし、サッカーはチームスポーツであり、お互いの意思や意図、考えを共有しない限りは、ピッチ内での修正をすることは非常に困難を極めます。ましてや、チームとして出来上がっている彼らに普段一緒にプレーしていない選抜チームで挑むわけですワンプレー毎に周りにどうしてほしいのか?どこでボールがほしいのか?どこにサポートを必要としているのか?ボールの取りどころをどこに設定するのか?言葉が出てこない限りは、局面ごとの個人競技に終始して終わってしまいます。今一度言葉の重要性を再認識し、それも立派な「サポート」であることを理解する良い機会になったのではないでしょうか?
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